今から三年前、ITエンジニアとして初めての現場に参画して仕事をしていた。
当時は未経験からIT業界に入って研修こそ受けたけどマジで右も左もWindowsUpdateも分からないぺーぺーだった。
そんな当時の話。
まさに闇だらけの初参画。経歴詐称・本当は知らない人が上司設定
初参画の現場はまず現場に入る前までの段階でいろいろIT業界の闇というかクソな部分を見てしまった。
最初に私の所属会社。
私は当時A社という会社に所属していた。
普通現場に派遣されるとなったら"A社に所属するルメ"といことになるだろう。
まだ闇に染まっていない真っ白の私はそう思っていた。
でも実際には現場ではE社所属のルメだった。
これは参画するまでにA社は5社も知らん会社を挟んで契約していたからだ。
つまりA社は下請けの下請けの下請けの下請けの下請け…ぐらい。
参画する案件はNTTデータからの受注を請けた下請け大手企業への参画なので実質7次請けだ。
とんだ多重下請け、そのうえとことん末端。
思えば現場に参画する際の面接も間に挟んでる各下請けの営業ともいちいち面談したりしたなと。
中間搾取だけしている営業の人たちは現場の情報も浅くしか知らないあげく、技術的な話もできないので薄っぺらいクソみたいな内容の面談を繰り返した。
今思ってもあいつらの仕事は絶対いらないと思う。
初めての仕事はテスト案件!
さてIT業界のクソ構造のせいで前置きが長くなってしまったがここからが現場での話。
私の初めての案件はテスト(主に結合フェーズ)だった。
これに関しては良かった。
私の当時の会社は新人の経歴詐称が当たり前。
他の現場に行った同期が本当はやったことない開発も「バリバリの経験者」ということにされていきなり最前線の現場に放り込まれていた。
実際は研修しかやってない新人を二年の現場経験あり!みたいなのがザラ。
ただ当然仕事ができないので「全然使えねえじゃんこいつ!」の烙印を現場で押される⇒新人…病む
というパターンが多かった。
そういった意味で私はテストというまあ初心者でもできる案件に参画して良かったはず。
ただ当時は早く一人前になりたい、という思いが強かったので開発ができないと聞いてガッカリしてた。
これが後々の転職の引き金にもなる。
参画初日からリーダ交代…
私が参画する同日に同じチームに参画する人がもう二人いた。
一人は後々多大にお世話になる石田さん(仮名)。
この石田さんは私と同じE社所属という体で現場に参画した(本当は知らないどっかの会社)ので実質この現場で上司のような感じになる。
私は完全に一人で現場に参画すると思っていたので偽でも上司がいたことでホッとした。
実際石田さんはこの後も本当の会社の後輩のように接してくれた恩人。
そしてもう一人は現場のプロパー社員の工藤さん(仮名)。
工藤さんは他の現場でのプロジェクトが一段落したのでリーダーとしてチームに参画するらしい。
工藤さん「なんか僕、急にヘルプでこのチーム入ってって言われたんですよねー。前までのリーダーは副リーダになるらしくて」
ちょっと話した時に工藤さんはこんなことを漏らしていた。
え?リーダーが交代するの?
なんかいきなり嫌な予感しかしないんだけど大丈夫この現場…(;´∀`)
続く…(長くなりそう)